hombro(オンブロ)：肩

昨日のブログで書いた
「codo　肘」に続き
肩の使い方も難しいですね。

レッスンでも毎回
肩上げないで、肘上げて♪
肘下げないで、肩下げて♪
と旗揚げゲームのような指示を出しています。

手を上にあげる時などは肩を下げるのが基本ですが、
時として肩を上げた方が雰囲気が出る場合もあります。

肩を上げた動きやポーズは
一見すると首が詰まったように見えますが、
うまく使うと、何とも粋な
フラメンコ独特の表現へとつながります。

柔らかく見えたり
力強く見えたり。
苦しそうに見えたり
楽しそうに見えたり。
色っぽく見えたり
いじわるに見えたり。

8/21のブログで紹介した
Eva Yerbabuenaは
身体の使い方がとても素晴らしい踊り手です。

この動画はおすすめです。
衣裳がシンプルだからこそ
Evaの凄さが際立っています。



皆さんは肩で何を表現しますか？

akiko

codo(コド)：肘

フラメンコ舞踊において
肘の使い方は
かなり重要です。

落ちたり、閉じていると力なく見えたり、
また張りすぎだと固く見えたり。
張ったり緩めたり
時と場合で使い分けが必要。
本当に難しいです。

ところで、日本語では
おしゃべりな人を皮肉って
「口から先に生まれた」と表現しますよね。

スペイン語では
「あの人はおしゃべりな人だ」と言いたい場合
Habla por los codos.
(アブラ　ポル　ロス　コドス）
と言います。
直訳すると面白いですよ。
なんと
「あの人は肘からも発言する」です。

しかもlos codosと複数形になっているので
両肘から言葉が出るということです！

なぜ肘からなのかは知りませんが、
こういう諺が有るということは、スペイン人にとって
肘が相当な存在感であることは間違いないですね。

フラメンコ舞踊においても
肘は大きな存在感と
表現の多様性を持っています。

皆さんもおしゃべりなスペイン人をイメージして
「肘から発言する」
↓
「肘で表現する」

そう意識したら
踊りが変わるかもしれませんよ。

akiko

escenario(エスセナリオ)：舞台

多治見クラスは
10月、11月の文化祭出演に向け
踊り込みの時期になってきました。

昨日から
立ち位置練習に入りました。

いつもなら
6月に行われる多治見文化祭は11月に延期
9月の西尾の洋舞フェスティバルは中止
ということで、
私にとっても久しぶりの立ち位置指導でした。

舞台に向けての練習って
やはりいいものだなーと
あらためて思いました。

今年は
ほぼ無観客の舞台になりそうですが、
それでも
あるだけありがたいことです。

舞台に向けた準備が
私も含めみんなを成長させてくれます。

ああ、
私もそろそろ踊りたいです。

akiko

septiembre(セプティエンブレ)：9月

9月になり、
少し暑さも和らいできたでしょうか。

待ち望んでいた雨が降った後は
暑いだの、土が固いだの
もはや言い訳の余地がありません。
草取りに追われる毎日です。

さて、多くの行事が中止になる中で
10月の笠原文化祭と
11月の多治見文化祭は
現在のところ開催予定です。

心配もありますが
やはり本番があるというのは嬉しいことです。

多治見クラスAnimoはそろそろ
舞台に向けた練習になります。

9月とはいっても多治見はまだまだ暑いです。
皆さん頑張りましょうね！

akiko

mil veces(ミル ベセス)：何度も何度も

8/29のblogでも書きましたが
mil(ミル)＝1000、多数
という単語
覚えていただけましたか？
読んでいない方、
覚えていない方は
もう一度見てくださいね。

今日は
「寛大な対応」の対象ではない上級クラスで
「mil veces」を連発。
初めて聞くような素振りでしたが
「mil veces言いましたよ～！」

でも
「よくわかりました～！」と
満足げな様子だったから
まあ、いいっか。

mil vecesの封印を
期待します。

akiko