opinión(オピニオン)：意見、考え

8月6日に思うこと。

私の祖父は厳しい人だった。
私が物を雑に扱ったり
食べ物を残したりすると
当然怒られた。

そして決まって
「戦争中はな、
物も食べ物も無くてな・・・」と
戦時中の話を長々と
聞かされる羽目になった。

私も悪い子だから
「ふんふん」と
うわの空で聞いていたから
あまり詳細は覚えていない。
今となっては
真剣に聞いて記憶しておくべきだったと
後悔している。

祖母からも
学校の授業が停止となり
軍需工場で働いていた話を何度も聞いた。
竹槍の訓練もしていたと
聞いたような気がするが
こちらも適当に聞いていたから
記憶が定かではない。

おじいちゃん、おばあちゃん
ごめんなさい。

でも一つだけ
記憶に残っていることがある。
「特攻隊とか学徒動員とかおかしいでしょ。
疑問に思わなかったの？」と聞くと
ふたりともこう答えた。
「そういうこと言うのは非国民だし、
それにその時はそういうものだと
疑問にも思わなかった。
周りにもそう言う人がいなかったしね。」

当時は二人の言うことが
全く理解できなかったが
今ならよくわかる。

おじいちゃん、おばあちゃん
私、今同じ状況に居る気がするよ。
そう思わない？

～戦時中は何が正しいのか、
判断する余裕がなかった。
国はどこに向かおうとしているのか、
しっかりと見極めないといけない～


天国でも二人仲良くしてるかな？

akiko